お洒落なオヤジになろう!

2010
08.09
◆◇◆ 老いたらサーキットへ行こう!◆◇◆
下記の文章は浜松の車好きの医師(57歳)が書かれた文である。高齢者の交通事故が増加して社会問題化している。その多くは自宅周辺で歩行や自転車などに乗っているとき車にはねられる事故らしい。しかし一方で高齢者が運転して起す事故も多いという。確かに歳とともに運転には適さない肉体になる。私も最近、夜の視力が低下したような気がする。「あっ、今の見えていなかったかも」と感じることがある。若いころはそんなこと感じなかったのにやはり老化の波は確実に私の肉体にも忍び寄っているのだ。
メルボルンのサーキットで83歳のお年寄りがさっそうとフォーミュラマシンに乗り込み、私を驚かせた。日本じゃありえないことだと思った。さすがに本場では違うなーと感じたものである。しかし、よく考えてみるとサーキットは普通の道路より広い。対向車もないし、万が一コースから飛び出ても案外安全である。多少目がみえなくたってだいたい見えていればいいし、信号機だってない。路上にくらべるとはるかに安全な環境といえる。つまり、サーキットは老人むきなのである。これに気づいてから私は精神的余裕を得た。「しめしめ、サーキットなら幾つになっても運転できるぞ」と思うのだ。
そこで、みなさんには、高齢レーシングドライバー推進派になってもらいたい。腰が痛いとか、目が見えないとか、足の筋力が弱ったなど多くのハンディキャップはあるかもしれないが、楽しく遊べるサーキットという名の遊園地は格好の老人リハビリ施設となる。レースに年齢別クラスを設けることもおもしろい。80歳以上のクラスでは、猫背でよぼよぼの連中ばかりがグリッドに勢ぞろいする。そうゆう微笑ましい景色を想像するのは楽しい。笑えてくることに参加したり、見たりすることは健康にいいし、人生を豊かにする。昔レースをやっていた人だけでなく、年老いて始めてレースをするのもいい。私は高齢者レーシングドライバーが増加することを期待する。
 下記の文章はFB友達のアベテツさんの投稿です。筑波サーキットのパドックで、ビヤ樽のようなオッサン達がツナギ油まみれにMINIの下にもぐってレースに備えていた。のどかで人生のレースを楽しんでいるようで、イイ光景だった。いま自分がそんな醜いデブのミニ乗りオッチャンになっている。それは、意外とうれしい。倶楽部であってクラブではない。油の焼けた匂いのするMINIに今でも乗っている。あした逢えるだろうナカマたちのことを思いニヤニヤしてる。争いじゃないから競ったアトの飲み交わすbeerもまた格別。そんな気分が共有できる仲間。  
   

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